復職後のサポート事例 〜従業員の発達特性を踏まえた支援〜
これまで株式会社BTworkでサポートさせていただいた
復職後のサポート事例についてご紹介します。
なお、個人情報保護のため内容を改変しています。
◆事例
新卒採用で入社したBさんは、
同期で入社したほかの社員と比べて
業務の習得がかなり遅れていました。
「頑張っているのにどうしてできないんだろう」と
同期で入社した社員に対して劣等感があることや、
職場でよく注意を受けてしまうことがあり、
だんだんと元気がなくなり、休業することになりました。
2か月の休業後主治医から職場復帰許可が出たため
人事と相談し職場復帰しましたが、
やはり業務の習得が遅れており、
Bさんだけでなく、職場の上司・先輩も困っています。
そこで心配した人事から
株式会社BTworkにご相談があり、
職場復帰後のサポートをすることになりました。
心理の専門家である臨床心理士・公認心理士が
人事や上司からBさんの様子を聞くと
発達特性の影響が疑われたため、
Bさんとの面談を通じて、主治医に相談することをお勧めしました。
すると、ADHDとの診断がされ、必要な治療が開始されました。
人事や上司に対しては、発達特性に合わせた
Bさんとのコミュニケーションの取り方や
指導法などを詳しくアドバイスを行いました。
◆Bさんの声
学生の頃は、周囲からサポートしてもらいながら
普通に学校を卒業することができたけれど、
会社に入ってから一人で仕事をすることが難しく、
「同期はできているのにどうして自分にはできないんだろう」と
悩んでいました。
そんな中、カウンセラーから、発達特性についてお話があり
自分に当てはまることばかりで
主治医に相談したところADHDという診断名で、
衝撃を受けましたが、
内心は原因がわかってほっとした部分もありました。
◆会社の人事様の声
休業して主治医から復帰可能といわれたからには
「100%治っている」のだと思っていました。
しかし、実際には発達障害が原因の二次障害で
メンタル不調に陥っており「100%治っている」と
考えるのは難しいということがわかりました。
もし、原因がわからないままだと、
Bさんは周囲からは勤務怠慢だとみられていたかもしれません。
会社としてのサポートの仕方が明確になったので、
本当に助かりました。
◆職場復帰支援外注のすすめ
株式会社BTworkでは、復職サポートに不安がある人事様のお悩みを
臨床心理士・公認心理士がお引き受けいたします。
主治医は患者からの話のみで診断しますが、
当社では本人のみならず人事や上司との連携も可能ですので、
状況をしっかり把握したうえで
主治医でも気づけなかった個別性に合わせたフォローが可能です。
まずは、お悩みをぜひお聞かせください。
- ※個人が特定されないように内容の一部を修正、および具体的な表記を省略しています。